デジタル測量野帳は、水準測量(レベル測量)の野帳をWeb上でデジタル化するツールです。 BS(後視)とFS(前視)を入力するだけで、IH(器械高)とGH(地盤高)が自動で計算されます。
主な特徴:
画面上部のボタンでいつでも切り替えできます。データは共通です。
| 機能 | 初心者モード | 玄人モード |
|---|---|---|
| テーブル列 | 測点・BS・IH・FS・GH・メモ | +FH(計画高)・差分 |
| ガイドバナー | 表示(3ステップ案内) | 非表示 |
| 次の入力ハイライト | あり(オレンジ枠) | なし |
| 検算カード | 非表示 | 表示 |
| 縦断イメージ | 非表示 | 表示 |
現場名・測量日・担当者を入力します。折りたたみ可能なので、入力後は閉じてOKです。
BM標高(m)とBS後視(mm)を入力すると、IH(器械高)が自動計算されます。
測点ごとにFS(前視)のmm値を入力するだけ。GH(地盤高)が自動で出ます。
画面下の「+ 測点を追加」ボタン、またはテーブル下の「+ 測点を追加」で行を増やせます。
サマリーで最高・最低GH、高低差を確認。データは自動でブラウザに保存されます。CSV出力や印刷もここから。
| 略語 | 正式名称 | 説明 |
|---|---|---|
| BS | 後視(Back Sight) | 基準点または移器点に立てたスタッフの読み値(mm) |
| FS | 前視(Fore Sight) | 測定したい地点のスタッフの読み値(mm) |
| IH | 器械高(Instrument Height) | レベル(測量器械)の視準線の標高(m) |
| GH | 地盤高(Ground Height) | 各測点の地盤面の標高(m) |
| FH | 計画高(Formation Height) | 設計図面上の計画標高(m)。玄人モードで使用 |
| TP | 移器点(Turning Point) | レベルを据え直すときの中間点 |
| BM | 基準点(Bench Mark) | 標高が既知の基準となる点 |
見通しが効かない場合や距離が遠くなった場合、レベルを据え直す必要があります。そのときに使うのがTP(移器点)です。
画面下の「TP追加」ボタンで、TP用の行が追加されます。行はオレンジ色の背景で区別できます。
玄人モードでは、テーブルの下に検算カードが表示されます。
水準測量では、以下の等式が成り立ちます。
ΣBSはBMのBSを含む全BS値の合計、ΣFSは全FS値の合計です。この等式が成り立てば「OK(一致)」、成り立たなければ「NG(不一致)」と表示されます。
玄人モードでは、各測点にFH(計画高)を入力できます。設計図面の計画標高をm単位で入力してください。
画面下の「URLで共有」ボタンを押すと、入力データをURLに埋め込んだ共有リンクが生成されます。
同じ手順で、同僚や上司にもデータを送れます。相手がリンクを開くだけで、同じ測量データが表示されます。
画面下の「CSV出力」ボタンでデータをCSVファイルとしてダウンロードできます。
UTF-8 BOM付きで出力されるため、Excelで開いても文字化けしません。ダブルクリックでそのまま開けます。
画面下の「印刷」ボタンで印刷ダイアログが開きます。
スマホのブラウザからそのまま使えます。BSやFSの入力欄をタップすると数字キーボードが出るので、スタッフの読み値をそのまま入力してください。
測点名は自由に入力できます(例:「道路中心」「側溝底」「U型No.3」)。メモ欄には測定条件や備考を残しておくと後で便利です。
入力したデータは500ミリ秒後に自動でブラウザに保存されます。「自動保存済み」と表示されれば安心です。ブラウザを閉じても次回アクセス時にデータが復元されます。
1つのブラウザには1現場分のデータが保存されます。別の現場のデータを残したい場合は、CSV出力してから「クリア」してください。
いいえ。入力データはすべてお使いのブラウザ内(localStorage)に保存されます。サーバーへの送信は一切ありません。
はい。スマホのブラウザからそのまま使えます。ただしテーブルの横スクロールが必要になるため、タブレットやPCの方が快適に操作できます。
はい。スタッフ(標尺)の読み値はmm単位で入力してください。例えば1m23cm4mmなら「1234」と入力します。IH・GHはm単位で自動計算されます。
レベルの据え直しが必要なときに使います。見通しが効かない・距離が遠すぎるなどの場合、「TP追加」ボタンでTP行を挿入してください。FSとBSを両方入力すると、新しいIHが自動で計算されます。
以下を確認してください:
計算上の丸め誤差(0.001m以内)は自動でOK判定されます。
初心者モードは水準測量の基本に集中できるよう、BS・FS・GHに絞ったシンプル表示です。玄人モードではFH(計画高)入力・差分表示・検算カード・縦断イメージグラフが追加されます。データは共通なので、いつでも切り替えできます。
「URLで共有」ボタンを押してURLをコピーし、LINEやメールで自分に送ってください。PCでそのURLを開くとデータが復元されます。CSV出力でもデータの受け渡しが可能です。
設計図面(縦断図・横断図)に記載された計画高をm単位で入力します。FHが不明な場合は空欄のままでOKです。GHの計算には影響しません。
A4横向きに最適化してあります。印刷設定で「横向き」を選んでください。データ量が多い場合はブラウザの拡大率を80〜90%に下げると収まりやすくなります。
CSV出力がバックアップになります。定期的にCSVを書き出してファイル保管しておくと安心です。ブラウザのキャッシュクリアやプライベートモードではデータが消えます。
このツール自体はmm単位で正確に計算します。測量精度はレベル器の性能・観測技術・気象条件に依存します。参考値として、3級水準測量の許容誤差は往復較差 20√S mm(Sはkm)です。
データはURLの「#」以降(ハッシュ部分)に含まれます。ハッシュ部分はサーバーに送信されないため、通信上の漏洩リスクはありません。ただしURL自体にデータが含まれるため、不特定多数に公開しないよう注意してください。