1級土木施工管理技士一次検定|【施工計画】頻出テーマTOP8とオリジナル予想問題10問
- 毎日忙しくて過去問を解く時間がない…
- 施工計画の「ひっかけ」パターンが読めない…
- 出題範囲が広すぎてどこから手をつければいいか分からない…
こんにちは、B監督です!
施工計画は実務に直結する一方で、試験特有の言葉の罠が多く、点数を落としやすい分野です。そこで本記事では、令和元年〜令和7年の直近7年分の過去問傾向を参考に、毎年のように出る頻出テーマTOP8と、本番で騙されないための予想問題10問をまとめました。
この記事を読めば、「言い換え」や「条件無視の罠」の見抜き方が整理でき、施工計画を最短で得点源にできます。さっそく頻出テーマから押さえていきましょう。
頻出テーマ→予想問題→頻出テーマ→予想問題の2週をこなせれば最高です!
あなたならできる🔥

一次検定の勉強は、過去問を回して「頻出だけ固める」のが最短です。
過去問PDFが手元にない人は、まず年度別にまとまっている記事から揃えると一気に楽になります。
あわせて、同じ形式(頻出テーマ+予想問題10問)でまとめた分野もあります。
- 1級土木施工管理技士 一次検定|〖安全〗頻出テーマとオリジナル予想問題10問
- 1級土木施工管理技士 一次検定|〖環境〗頻出テーマとオリジナル予想問題10問
- 1級土木施工管理技士 一次検定|〖コンクリート〗頻出テーマとオリジナル予想問題10問
頻出テーマTOP8(施工計画)

1. 施工計画立案と事前調査
結論:複数の代替案を比較検討し、現地調査は図面があっても必ず目視等で行う。
ひっかけ:発注者の資料があることを理由に「現地調査を省略できる」と言わせたり、過去の経験だけで十分と断定させたりして、手順や検討を省略させる表現で騙す。
根拠:R1年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題
2. 建設機械の選定と組合せ
結論:作業量は平滑化し、従作業の機械能力は主作業と同等か幾分高めにする。
ひっかけ:「最大ピークに合わせる」「稼働率を高める」などもっともらしい言葉で、過大な機械計画を正解に見せる。あるいは従作業の能力を低めにして、主作業が止まるような非効率な計画を正当化して騙す。
根拠:R1年、R2年、R3年、R5年、R6年、R7年に出題
3. 仮設工事計画の基本
結論:市販品で規格統一・転用を図り、条件を踏まえて適切な安全性を確保する。
ひっかけ:「一律に本設と同じ」「必ず同等」「常に同一基準」など、現場条件を無視した極端な断定で騙す。安全の言葉に引っ張られて、条件整理を飛ばすと落ちる。
根拠:R1年、R4年、R6年、R7年に出題
仮設の問題は、年度が変わっても聞かれる“型”がほぼ同じです。
同じ論点を過去問で固めたい人は、こちらの過去問解説もセットでどうぞ。
4. 関係機関への届出・許可
結論:宛先のすり替えに注意(道路占用=道路管理者、道路使用=警察署長など)。
ひっかけ:「都道府県知事」「市町村長」「警察署長」「道路管理者」など、提出先の役職名を巧妙に入れ替えて騙す。期限よりも“誰に出すか”で落としに来る。
根拠:R2年、R6年、R7年に出題
5. 各種工程表の特徴と使い分け
結論:バーチャート=期間、ネットワーク=順序・急所・余裕、斜線式=位置×時間、出来高曲線=予定vs実績の進捗。
ひっかけ:「バーチャートは関連性が明確」など、各工程表の得意・不得意を入れ替えて騙す。名称と特徴を正しく結びつけていないと、そのまま落とされる。
根拠:R1年、R2年、R3年、R5年、R6年、R7年に出題
6. ネットワーク式工程表の「ダミー」と「クリティカルパス」
結論:ダミーは所要時間を持たない(時間ゼロ)。クリティカルパスは最も所要日数が長い経路。
ひっかけ:ダミーに所要時間があるように見せたり、クリティカルパスを「最も短い経路」と定義を逆転させたりして騙す。言葉の定義勝負。
根拠:R2年、R3年、R4年、R6年、R7年に出
ネットワーク式工程表は、最初だけ拒否反応が出ますが、やることは毎回ほぼ同じです。
過去問を使って“見方の型”を作りたい人はこちら。
7. ネットワーク式工程表の「フロート」の定義
結論:トータルフロート=工期に影響なし、フリーフロート=後続作業の最早開始に影響なし。
ひっかけ:「工期」と「後続作業」を入れ替え、トータルとフリーの説明文を真逆にして騙す。雰囲気暗記だと高確率で落ちる。
根拠:R1年、R3年、R6年に出題
8. 工程管理曲線(バナナ曲線)と品質・工程・原価の相関
結論:上方限界超えは不経済、下方限界割れは原因を把握し回復対策を講じる。品質・工程・原価は相反する関係。
ひっかけ:限界外れの計画を「優秀」と言わせたり、品質・工程・原価を同じ性質として「一つだけ優先すれば良い」と単純化させたりして騙す。評価語や気持ちいい言い回しに釣られたら負け。
根拠:R4年、R5年、R6年、R7年に出題
オリジナル予想問題10問(施工計画)

問1(施工計画立案と事前調査)
施工計画の立案および事前調査に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:一つの計画案に絞り込むのではなく、複数の代替案を作成して比較検討し、総合的に最良な計画を採用する。
イ:発注者から指示された工期が最適とは限らないため、その範囲内でさらに経済的な工期を探し出す。
ウ:発注者から詳細な地質調査資料や図面が提供された場合は、現地での事前調査を省略して計画を立案する。
エ:地下埋設物の位置確認は、台帳等による図面照合だけでなく、原則として試掘による目視確認を行う。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】発注者からの資料があっても、それだけでは不十分な場合が多いため、必ず現地に赴き自らの目で事前調査を行う必要があります。資料は参考にはなりますが、搬入路・近接物・周辺環境などの条件は現場で確定させないと計画が崩れます。
【ひっかけ】「資料があるなら現地調査を省略できる」と言って、必須の手順を飛ばさせる“省略誘導”の罠です。
【根拠】R1年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題図面だけを見て、現地に行ったら、「全然違うじゃないか。」はよくあります。皆さんはそんな施工計画しませんよね?必ず、現地と図面を照らし合わせながら確認する。冷静に考えたら正解できます!

問2(建設機械の選定と組合せ)
建設機械の選定と組合せに関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:組合せ建設機械の選定では、主作業の能力を最大限に発揮させるため、従作業の能力を幾分高めにする。
イ:建設機械の作業能力は、一般に時間当たりの最大作業量ではなく、平均作業量で算出する。
ウ:機械の稼働率を高めるため、各作業の最大ピークに合わせて重機の能力を設定した工程計画を立案する。
エ:機械の使用計画を立てる際は、作業量をできるだけ平滑化し、使用台数が大きく変動しないように計画する。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】最大ピークに合わせて能力を設定すると、ピーク以外で遊休が増え不経済になりがちです。機械計画の基本は平滑化で、平均的な作業量で安定運用できるように計画します。
【ひっかけ】「稼働率を高めるため」という耳触りの良い目的で、ピーク合わせという非効率な考え方を正当化しています。
【根拠】R1年、R2年、R3年、R5年、R6年、R7年に出題1ヶ月のうち、25tRCが欲しいのは2日間だけなのに、1ヶ月丸々2台を常駐させたら怒られますよね。そういう当たり前のことを日本語で騙してきます。笑
気をつけましょう。
問3(仮設工事計画の基本)
仮設工事計画の立案に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:仮設工事の材料は、一般の市販品を使用して可能な限り規格を統一し、他の工事にも転用できるように計画する。
イ:仮設構造物の設計においては、使用期間や環境条件を考慮せず、一律に本設構造物と全く同じ安全率を採用する。
ウ:仮設資材は取り扱いが容易で、組み立て・解体の省力化が図れるよう、できるだけユニット化を心がける。
エ:仮設構造物の設計における荷重は、転用材を使用する場合でも一時的な短期荷重扱いとして算定する。
- 正解は?
-
【正解】イ
【解説】仮設は使用期間や供用下などの条件を踏まえて安全性を確保します。「一律に」「全く同じ」といった条件無視の断定は不適当です。安全を確保しつつ、条件に応じた合理的な計画が求められます。
【ひっかけ】「安全第一」の心理につけ込み、条件を無視した極端な表現(“一律に”“全く同じ”)を正解っぽく見せています。
【根拠】R1年、R4年、R6年、R7年に出題
問4(関係機関への届出・許可)
工事の施工に伴う関係機関への届出に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:道路上で工事を行うために道路を継続的に占用する場合は、道路管理者から道路占用許可を受けなければならない。
イ:特殊車両を通行させるための通行許可は、道路管理者から受けなければならない。
ウ:足場の組立てから解体までの期間が60日以上となる場合は、所定の期限までに所轄の労働基準監督署長に計画を届け出る。
エ:騒音規制法に基づく特定建設作業を実施する場合は、所定の期限までに都道府県知事に届け出る。
- 正解は?
-
【正解】エ
【解説】特定建設作業の届出先は、都道府県知事ではなく市町村長です。届出・許可は期限よりも「提出先(宛先)」のすり替えが狙われます。
【ひっかけ】「都道府県知事」という権威がありそうな宛先を出して、正しい提出先だと誤認させる誘導です。
【根拠】R2年、R6年、R7年に出題
問5(各種工程表の特徴と使い分け)
各種工程表の特徴に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:バーチャート工程表は、各作業の期間は見やすいが、作業間の依存関係が分かりにくい。
イ:斜線式工程表は、トンネルや道路など、位置と時間で管理しやすい線状工事に適している。
ウ:出来高曲線(S字カーブ)は、作業の順序関係や工期に影響する急所を把握するのに最も適している。
エ:ネットワーク式工程表は、作業の順序関係や各作業が持つ余裕(フロート)を把握するのに適している。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】出来高曲線は、予定と実績の進捗を比較して把握するものです。作業の順序関係や急所(クリティカルパス)・余裕(フロート)を把握するのはネットワーク式工程表の役割です。
【ひっかけ】出来高曲線に、ネットワーク式のメリット(順序関係・急所)を“貼り付け”て用途を混同させています。
【根拠】R1年、R2年、R3年、R5年、R6年、R7年に出題
問6(ネットワーク式工程表のダミーとクリティカルパス)
ネットワーク式工程表の用語定義に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:ダミーは、作業の順序関係を示すために用い、所要時間を持たない(時間ゼロ)。
イ:各作業の最早開始時刻は、その作業の直前にあるすべての作業が完了した後の最も早い時刻を示す。
ウ:クリティカルパスは、ネットワーク図の中で最も所要日数が短い経路である。
エ:クリティカルパス上の作業に遅延が発生した場合、他の作業の調整だけでは全体工期の遅延を防ぐことはできない。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】クリティカルパスはネットワーク図の中で、最も所要日数が長い経路(急所)です。「短い」は定義逆転の典型ひっかけです。
【ひっかけ】“重要(クリティカル)=短い”という誤ったイメージを利用して、定義を逆転させています。
【根拠】R2年、R3年、R4年、R6年、R7年に出題
問7(ネットワーク式工程表のフロート)
ネットワーク式工程表における余裕時間(フロート)の定義に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:フリーフロートとは、工期に影響を与えずに、その作業を遅らせることができる最大時間である。
イ:トータルフロートとは、工期に影響を与えずに、その作業を遅らせることができる最大時間である。
ウ:フリーフロートとは、後続作業の最早開始時刻に影響を与えずに、その作業を遅らせることができる最大時間である。
エ:ディペンデントフロートは、トータルフロートからフリーフロートを引いた値として求められる。
- 正解は?
-
【正解】ア
【解説】アはトータルフロートの説明です。トータルは「工期に影響しない余裕」、フリーは「後続作業の最早開始に影響しない余裕」と対比で覚えます。
【ひっかけ】トータルとフリーの説明文を入れ替え、用語暗記が曖昧な受験者を狙っています。
【根拠】R1年、R3年、R6年に出題
問8(工程管理曲線(バナナ曲線))
工程管理曲線を用いた進捗管理に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:実施工程曲線が上方限界を超えた場合は、工程が進みすぎているため、必要以上に大型機械を入れているなどの不経済になっていないかを検討する。
イ:実施工程曲線が下方限界を下回った場合は、工程遅延の兆候であるため、原因を把握し回復対策を講じる必要がある。
ウ:予定工程曲線が許容限界から外れて設定されている場合は、極めて優秀な計画であると判断できる。
エ:実施工程曲線が許容限界内に収まっている場合でも、グラフの傾き等から今後の進捗傾向を予測し管理を継続する。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】予定が最初から許容限界から外れる計画は、優秀ではなく「不合理な計画」です。直ちに再検討が必要です。
【ひっかけ】「限界を超えるほど常識破り=優秀」という評価語で、誤りを正解っぽく見せています。
【根拠】R4年、R5年、R6年、R7年に出題
問9(品質・工程・原価の相関関係)
工事における品質・工程・原価の相関関係に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:品質・工程・原価はそれぞれ相反する性質を持つため、これらをバランス良く調整しながら管理することが重要である。
イ:一般に、工程を速めるとある時点までは単位数量あたりの原価は安くなるが、さらに速めて突貫作業を行うと原価は逆に高くなる。
ウ:品質、工程、原価の間には同じような性質があるため、いずれか一つを最優先にすれば他の二つも自動的に最適な状態となる。
エ:品質の悪いものは一般に安くできるが、品質の良いものは時間がかかり原価も高くなる傾向がある。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】品質・工程・原価は相反する関係(トレードオフ)です。一つを優先すれば、他が犠牲になりやすいという前提で管理します。「一つ最優先で全部最適」は成立しません。
【ひっかけ】“魔法の解決策”のように聞こえる言い回しで、トレードオフの現実を隠している誘導です。
【根拠】R4年、R5年、R6年、R7年に出題
問10(地下埋設物の事前調査と保護)
工事中の埋設物ならびに架空線の防護に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
ア:地下埋設物の位置や深さが台帳や設計図面等で確認できた場合は、試掘による目視確認を省略して掘削を進める。
イ:架空線の近接箇所で建設機械のブーム操作を行う場合は、防護カバーの設置や立入禁止区域の設定を行う。
ウ:明り掘削で露出したガス管の吊り防護等の作業は、作業を指揮する者を指名し、その者の直接指揮のもとで行わせる。
エ:架空線等上空施設に近接して工事を行う場合は、必要に応じてその管理者に施工方法の確認や立会いを求める。
- 正解は?
-
【正解】ア
【解説】地下埋設物は台帳や図面だけで確定できない場合があるため、原則として試掘等を行い、目視で位置や規格を確認します。「図面で分かるから省略」は事故の入口です。
【ひっかけ】「図面で確認できる」を理由に、必須の試掘・目視確認を省略させる“省略誘導”の罠です。
【根拠】R4年、R6年、R7年に出題埋設物を損傷させた時の感情は、、思い出したくありません。。必ず試掘、目視を。

過去問が手元にないと結局止まります。まだ揃えてない人は、先に年度別にダウンロードしてから進めてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
2週できましたか?
施工計画は、暗記だけでなく「なぜそうするのか」を理解しておくと、ひっかけに強くなります。今回の予想問題で間違えたところだけを繰り返せば、確実に得点が安定していきます。焦らず、今日できる一歩を積み上げていきましょう。
今日が人生で1番若い日です。すんばらしい1日にしていきましょう。
ご安全に。
