1級土木施工管理技士一次検定|【応用能力】頻出テーマTOP8とオリジナル予想問題10問

rinkoyu32
  • 応用能力って、範囲が広すぎてどこから手をつければいいか分からない…
  • 工程表やICT、埋設物、防護、酸欠まで全部混ざって頭がパンクする…
  • 「写真だけでOK」「短時間ならOK」みたいな省略ワードに本番で釣られたくない!

こんにちは、B監督です!

応用能力は、暗記というより「現場の安全手順や工程管理の基本を、正しく理解しているか」を試される分野です。しかも出題範囲が広い分、選択肢は“もっともらしい省略”や“条件無視”で平気で騙してきます。

そこで今回は、令和元年(R1)から令和7年(R7)の過去問傾向を参考に、応用能力の「頻出テーマTOP8」と「予想問題10問」をまとめました。この記事を使えば、毎年のように出る論点だけを効率よく固められて、本番のケアレスミスを減らせます。

頻出テーマ→予想問題→頻出テーマ→予想問題の2周をこなせれば最高です!

B監督
B監督

一次検定は、過去問を回して「頻出だけ固める」のが合格への最短ルートです。
過去問PDFが手元にない人は、まず年度別にまとまっている記事から揃えると思いついた時にすぐ取り組めます。
〖無料DL〗1級土木施工管理技士の過去問を1分で入手(一次・二次)

同じ形式(頻出TOP+予想問題10問)でまとめた記事もあります。
✏️【施工計画】頻出テーマTOP8とオリジナル予想問題10問
✏️測量】頻出テーマとオリジナル予想問題10問
✏️【土工】頻出テーマとオリジナル予想問題10問
✏️【法規】頻出テーマとオリジナル予想問題10問

頻出テーマTOP8(応用能力)

1. 情報化施工における盛土の締固め管理 

結論:TSやGNSSを用いた締固め管理は、走行位置をリアルタイムに計測し、規定の締固め回数締固め度を満たすまで行う。

ひっかけ:材料の土質が変わっても再確認が不要であるかのように装い、試験施工と異なる土質の材料でもそのまま適用できると条件を無視して騙す。

根拠:R1年、R2年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

2. 各種工程表の特徴と適用 

結論:ガントチャートは各作業の進捗度合いの把握に便利だが、各作業の所要日数や作業間の関連は把握しにくい。

ひっかけ:バーチャートやネットワーク式工程表の特徴と意図的にすり替え、「ガントチャートは各作業の所要日数や関連を正確に把握できる」と逆の特徴で騙す。

根拠:R1年、R2年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

3. 埋設物・架空線の防護措置 

結論:地下埋設物や架空線の付近で作業する際は、事前に管理者等と協議し、原則として目視または試掘により位置を確認する。

ひっかけ:慎重な確認手順を省略できるかのように誤認させ、確認方法を「写真記録のみでよい」としたり、管理者への報告を「不要」として騙す。

根拠:R1年、R2年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

4. 車両系建設機械の安全確保 

結論:運転者が運転席を離れる際は、アタッチメントを地上に下ろし、原動機を止め、ブレーキをかける措置が必要である。

ひっかけ:作業の効率化や短時間であることを理由にして、「原動機をかけたままでよい」や「アタッチメントを上げたままでもよい」と安全条件を無視して騙す。

根拠:R1年、R2年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

5. 酸素欠乏危険作業の安全措置 

結論:酸素欠乏等の恐れがある場所では、その日の作業を開始する前に、空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定しなければならない。

ひっかけ:測定のタイミングをずらして、「前日まで」や「作業開始後」に測定すればよいと手順を誤認させて騙す。

根拠:R1年、R2年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

6. 工程管理曲線(バナナ曲線) 

結論:実施工程曲線がバナナ曲線の上方限界を超えた場合は、工程が進みすぎているため、不経済になっていないか検討する。

ひっかけ:上方限界超え(進みすぎ)の解釈を逆転させ、「工程が遅れているため突貫工事が必要」と誤った対策を指示して騙す。

根拠:R1年、R2年、R5年、R6年、R7年に出題

7. 施工体制台帳の作成と記載事項 

結論:発注者から直接工事を請け負った元請業者は、一定条件(一定額以上等)で施工体制台帳を作成する。

ひっかけ:作成義務が生じる条件や主体をすり替え、「下請金額にかかわらずすべて作成が必要」としたり、作成者を「下請業者」として騙す。

根拠:R1年、R2年、R3年、R4年、R5年に出題

8. 工程・原価・品質の相互関係 

結論:工程(施工速度)を極端に速めて突貫工事を行うと、原価は逆に高くなり、品質は悪くなる傾向がある。

ひっかけ:「早く終われば安い」という思い込みを誘い、突貫工事を行えば「原価はますます安くなる」「品質は変わらない」と相反関係を無視して騙す。

根拠:R3年、R4年、R6年、R7年に出題

許可・届出先のすり替えが苦手なら、応用能力と相性がいいのは法規です。
✏️【法規】頻出テーマTOP8とオリジナル予想問題10問

予想問題10問(応用能力)

問1(酸素欠乏危険作業の安全措置)/難易度:易しい

トンネルやマンホールなど酸素欠乏の恐れがある場所での作業について、適当でないものはどれか。

ア:酸素欠乏の恐れがある場所では、換気装置を設けて適切な換気を行う。
イ:作業を行う場所の空気中の酸素及び硫化水素の濃度は、その日の作業を開始した後に測定すればよい。
ウ:作業中に労働者が酸素欠乏症等にかかったときは、直ちに作業を中止し、退避させる。
エ:酸素欠乏危険作業主任者を選任し、作業の方法や労働者の配置を決定させる。

Q
正解は?

【正解】
【解説】酸素・硫化水素濃度の測定は、その日の作業を開始する前に行わなければなりません。

【ひっかけ】測定のタイミングについて、「開始する前」を「開始した後」にすり替えて騙しています。
【根拠】R1年、R2年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

問2(各種工程表の特徴と適用)/難易度:標準

建設工事の工程管理に用いられる工程表の特徴について、適当でないものはどれか。

ア:ネットワーク式工程表は、各作業の順序や関連性が明確であり、クリティカルパスの把握が容易である。
イ:ガントチャートは、各作業の進捗度合いを直視的に把握するのに便利である。
ウ:バーチャートは、各作業の所要日数がタイムスケールで描かれており、作業全体の流れがおおよそ把握できる。
エ:ガントチャートは、各作業の順序関係や作業間の関連を正確に把握するのに最も適している。

Q
正解は?

【正解】
【解説】ガントチャートは進捗の把握には便利ですが、作業間の関連や工期に影響する急所(クリティカル)の把握は得意ではありません。

【ひっかけ】ガントチャートの弱点(関連が把握しにくい)を隠して、「最も適している」と逆の特徴にすり替えて騙しています。
【根拠】R1年、R2年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

問3(情報化施工における盛土の締固め管理)/難易度:標準

TSやGNSSを用いた盛土の情報化施工による締固め管理について、適当でないものはどれか。

ア:TSやGNSSを用いた締固め管理は、締固め機械の走行位置をリアルタイムに計測して転圧回数を確認する。
イ:盛土施工に使用する材料が試験施工時と異なる土質の材料に変更された場合でも、締固め回数はそのまま適用できる。
ウ:システムの適用にあたっては、地形条件や電波障害の有無などを事前に調査して、適用の可否を確認する。
エ:モニタに表示される締固め回数分布図の色が、規定回数だけ締め固めたことを示す色になるまで締め固める。

Q
正解は?

【正解】
【解説】使用材料の土質が変わった場合は、再度試験施工等を行い、まき出し厚や締固め回数を確認・決定し直す必要があります。

【ひっかけ】土質が変われば再確認が必要な条件を無視し、「異なる土質でもそのまま適用できる」として騙しています。
【根拠】R1年、R2年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

問4(施工体制台帳の作成と記載事項)/難易度:易しい

公共工事における施工体制台帳の作成に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

ア:施工体制台帳には、建設工事の名称や内容、工期などを記載しなければならない。
イ:作成した施工体制台帳は、工事現場に備え置き、発注者から請求があったときは閲覧に供さなければならない。
ウ:発注者から直接工事を請け負った元請業者は、下請契約の請負代金の額にかかわらず、すべての場合に施工体制台帳を作成しなければならない。
エ:元請業者は、施工体制台帳と合わせて施工の分担関係を表示した施工体系図を作成し、掲示しなければならない。

Q
正解は?

【正解】
【解説】施工体制台帳は、元請業者が一定条件で作成するもので、すべての下請契約で作成するわけではありません。

【ひっかけ】作成条件を無視して、「金額にかかわらずすべて」と断定して騙しています。
【根拠】R1年、R2年、R3年、R4年、R5年に出題

問5(車両系建設機械の安全確保)/難易度:標準

建設工事において車両系建設機械を用いて作業を行う際の安全措置について、適当でないものはどれか。

ア:運転者が運転席を離れる際は、バケットなどのアタッチメントを地上に下ろさなければならない
イ:路肩や傾斜地等の転倒の恐れがある場所では、誘導者を配置するなど転倒防止の措置を講じる。
ウ:運転者が運転席を離れる際は、作業の効率化のため短時間であれば原動機をかけたままでよい
エ:車両系建設機械を用いて作業を行うときは、乗車席以外の箇所に労働者を乗せてはならない。

Q
正解は?

【正解】
【解説】運転席を離れる際は、アタッチメントを地上に下ろし、原動機を止め、ブレーキをかけるなどの逸走防止措置が必要です。

【ひっかけ】必須手順を「短時間ならOK」と条件を無視して省略させる典型です。
【根拠】R1年、R2年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

問6(工程・原価・品質の相互関係)/難易度:標準

施工管理における工程、原価、品質の相互関係に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

ア:工程を極端に速めて突貫工事を行えば、原価はますます安くなり、品質は向上する傾向がある。
イ:品質の悪いものは一般に原価が安くできるが、品質の良いものを追求すると原価は高くなる傾向がある。
ウ:工程と原価の関係において、最も経済的な施工速度となる最適な工期が存在する。
エ:工程、原価、品質の間には相反する性質があるため、これらを総合的に調整して管理することが重要である。

Q
正解は?

【正解】
【解説】突貫工事では、歩掛りの低下や残業割増などにより原価は高くなり、品質は悪くなる傾向があります。

【ひっかけ】「早く終われば安い」という思い込みに乗せて、相反関係を丸ごと逆転させる罠です。
【根拠】R3年、R4年、R6年、R7年に出題

問7(埋設物・架空線の防護措置)/難易度:本試験レベル

市街地等で地下埋設物や架空線の付近で明り掘削作業を行う場合の防護措置について、適当でないものはどれか。

ア:埋設物が予想される箇所では、施工に先立ち、原則として目視または試掘により種類や位置を確認する。
イ:架空線に接触する恐れがある場合は、建設機械の運転手等に上空施設の種類や高さを連絡し、留意事項を周知する。
ウ:管理者の不明な埋設物を発見した場合は、調査を再度行って位置を写真で記録すれば、管理者との協議は省略できる。
エ:架空線の近接箇所で建設機械のブーム操作を行う場合は、防護カバーの設置や立入禁止区域の設定等を行う。

Q
正解は?

【正解】
【解説】不明な埋設物を発見した場合は、再調査のうえ管理者と協議し、立会いを求める等の措置が必要です。協議の省略はできません。

【ひっかけ】慎重な手順を「写真だけでOK」と省略させる“省略誘導”の典型です。
【根拠】R1年、R2年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

問8(工程管理曲線(バナナ曲線))/難易度:標準

工程管理曲線(バナナ曲線)を用いた進捗状況の評価と対策について、適当でないものはどれか。

ア:実施工程曲線が上方限界を超えた場合は、工程が進みすぎているため、不経済になっていないか検討する。
イ:予定工程曲線が許容限界から外れるときには、一般に不合理な工程計画と考えられるため再検討を要する。
ウ:実施工程曲線が下方限界を下回る場合は、工程が遅れているため、突貫工事等の対策を検討する。
エ:実施工程曲線が上方限界を超えた場合は、工程が大幅に遅延しているため、直ちに人員や機械を追加投入する。

Q
正解は?

【正解】
【解説】上方限界超えは「進みすぎ」です。追加投入ではなく、不経済(重機入れすぎ等)を疑って見直します。

【ひっかけ】進みすぎを「遅延」と逆転させ、対策も逆方向へ誘導する罠です。
【根拠】R1年、R2年、R5年、R6年、R7年に出題

問9(各種工程表の特徴と適用)/難易度:本試験レベル

建設工事の工程表の種類とその特徴について、適当でないものはどれか。

ア:バーチャートは、縦軸に作業項目、横軸に日付をとり、各作業の所要日数がタイムスケールで描かれている。
イ:ガントチャートは、各作業の進捗を把握するのに便利だが、作業間の関連や工期に影響する急所の把握は得意ではない。
ウ:ネットワーク式工程表は、各作業の順序や関連性が明確に表現され、工期に影響するクリティカルパスの把握が容易である。
エ:ガントチャートは、作業の順序や関連性を矢線で結んで表現するため、一つの作業の遅れが全体に与える影響を正確に把握できる。

Q
正解は?

【正解】
【解説】矢線で順序関係を示し、遅れの影響(クリティカル)を把握しやすいのはネットワーク式工程表です。

【ひっかけ】ガントチャートの説明に、ネットワーク式の強い特徴を丸ごと入れ替える罠です。
【根拠】R1年、R2年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

問10(情報化施工における盛土の締固め管理)/難易度:易しい

TSやGNSSを用いた盛土の締固め管理について、適当でないものはどれか。

ア:TSやGNSSを用いた管理システムは、締固め機械の走行位置をリアルタイムに計測することができる。
イ:締固め管理においては、規定の締固め回数や締固め度を満たすまで転圧を行う。
ウ:盛土の締固め回数分布図において、代表エリアが規定回数に達したことを示す色になれば、他の部分の締固めは省略できる。
エ:システムを導入する際は、地形条件や電波障害の有無などを事前に調査し、適用の可否を確認する。

Q
正解は?

【正解】
【解説】盛土施工範囲の全面で、規定の締固め回数や締固め度を満たす必要があります。代表エリアだけで省略はできません。

【ひっかけ】「全面で満たすべき条件」を「代表だけでOK」にして省略誘導する罠です。
【根拠】R1年、R2年、R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題

あとは過去問を回して、同じ論点を反復するだけです。年度別に揃えて、間違えたテーマだけ潰してください。
〖無料DL〗1級土木施工管理技士の過去問を1分で入手(一次・二次)

まとめ

いかがだったでしょうか。

2周できましたか?

応用能力は「全部を完璧に覚える」より、「頻出の型」を繰り返す方が伸びます。まずはこのページの予想問題を2周して、間違えたテーマだけをTOP8に戻って復習してみてください。最後まで諦めずに、一緒に合格を勝ち取りましょう!

今日が人生で1番若い日です。すんばらしい1日にしていきましょう。
ご安全に。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
B監督
B監督
スーパーゼネコン施工管理8年目(土木)
どうも、B監督です。 スーパーゼネコンで土木施工管理として9年目。施工計画・工程・安全・品質・協力会社との調整まで、現場の泥くさい実務をずっとやってます。 このブログでは、**「施工管理の仕事をわかりやすく、でも現場目線でリアルに」**をテーマに発信中。 若手が伸びるための考え方、段取りのコツ、ミスを減らす整理術、クレーン作業計画みたいな事故に直結する話まで、使える形にしてまとめています。 転勤族として子育てもしながら、仕事だけで人生が終わらない働き方も模索中。 建設業にいる人が「もう一段ラクに、強くなる」きっかけになればうれしいです。 趣味は愛犬(小次郎)と遊ぶこと。現場で削れたメンタルを回復してます。
記事URLをコピーしました