1級土木施工管理技士一次検定|【機械・電気】頻出テーマTOP8とオリジナル予想問題10問
- 建設機械って「主作業・従作業」の考え方が毎回あやふやになる…
- クレーンのルール、つい「短時間ならOK」って思って引っかかる…
- MC/MGとか漏電遮断器とか、用語が似ててごっちゃになる…
こんにちは、B監督です!
機械・電気は暗記というより、「ひっかけの型」を知らないと事故る分野です。典型は、組合せ建設機械の能力を低めにしたり、クレーンで「短時間なら吊ったまま離れてOK」と例外を認めたり、MC/MGを入れ替えたりするパターン。ここを知ってるだけで、落とす点がごっそり減ります。
この記事では、令和元年(R1)〜令和7年(R7)の過去問をもとに、頻出TOP8と予想問題10問をまとめました。
やることはシンプルで、TOP8で型を覚えて、10問を2周するだけ。言い回しに騙されなくなれば、この分野は安定して得点源になります。
頻出テーマ→予想問題→頻出テーマ→予想問題の2周をこなせれば最高です!

頻出テーマTOP8(機械・電気)

1. 組合せ建設機械の施工能力
結論:組合せ建設機械では、従作業の機械の施工能力を主作業と同等か幾分高めにする。
ひっかけ:全体の能力を主作業の制限に合わせるように見せて、「従作業の施工能力を幾分低めにする」と逆にして騙す。
根拠:R1年、R2年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題
2. 移動式クレーンの運転位置離脱の禁止
結論:移動式クレーンの運転者は、荷を吊ったままで運転位置を離れてはならない。
ひっかけ:「短時間なら大丈夫」など作業効率を理由にして、「荷を吊ったまま離れてもよい」と例外を認める表現で騙す。
根拠:R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題
3. 可搬式電動機械器具の漏電防止
結論:水で濡れている場所等で可搬式電動機械器具を使用する場合は、漏電遮断器を接続する。
ひっかけ:別の安全装置と混同させ、「感電防止のため自動電撃防止装置を取り付ける」と名称をすり替えて騙す。
根拠:R3年、R6年に出題
4. 工事用変電設備の設置位置
結論:工事現場に設置する自家用変電設備は、電力損失を防ぐため負荷の中心に近い位置に選定する。
ひっかけ:「邪魔にならない」「安全」などを理由にして、「負荷の中心から遠い位置を選定する」と配置を逆にして騙す。
根拠:R1年、R4年に出題
5. 情報化施工(MCとMGの違い)
結論:マシンコントロールは建機を自動制御し、マシンガイダンスはオペレータに操作を案内する。
ひっかけ:特徴を入れ替えて、マシンガイダンスを「機械を自動制御する」として騙す。
根拠:R2年、R7年に出題
6. 移動式クレーンの定格荷重の表示
結論:運転者や玉掛け作業者が常時定格荷重を知ることができるよう、表示等の措置を講じる。
ひっかけ:表示する数値を定格荷重ではなく「最大つり荷重」にすり替えて騙す。
根拠:R4年、R7年に出題
7. 建設機械用エンジンの特徴
結論:建設機械のエンジンのほとんどは、負荷への即応性や燃費が良いディーゼルエンジンである。
ひっかけ:乗用車のイメージに寄せて、「ガソリンエンジンがほとんど」とすり替えて騙す。
根拠:R2年に出題
8. タンピングローラの特徴と適用
結論:タンピングローラは突起による破砕・締固め効果があり、粘性土の薄層の転圧に適している。
ひっかけ:「深く効く」イメージを利用して、「厚層の土の転圧に適している」と適用条件を逆にして騙す。
根拠:R5年に出題
「工程表」「情報化施工(MG/MC)」の混同が出るので、施工計画もセットで固めると安心して試験に臨めます。
✏️【施工計画】頻出テーマTOP8とオリジナル予想問題10問
予想問題10問(機械・電気)

問1(組合せ建設機械の施工能力)/難易度:標準
建設機械の施工能力と選定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:水で濡れている場所で可搬式電動機械器具を使用する場合は、漏電遮断器を接続する。
イ:組合せ建設機械において、従作業の施工能力は主作業の施工能力と同等か幾分低めにする。
ウ:移動式クレーンの運転者は、荷を吊ったままで運転位置を離れてはならない。
エ:工事現場に設置する自家用変電設備は、できるだけ負荷の中心に近い位置に選定する。
- 正解は?
-
【正解】イ
【解説】組合せ建設機械において、従作業の施工能力は主作業の施工能力と同等か幾分高めにします。
【ひっかけ】全体の能力を主作業の制限に合わせるかのように装い、従作業の施工能力を「幾分低めにする」と能力のバランスを逆転させて騙しています。
【根拠】R1年、R2年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題
問2(移動式クレーンの運転位置離脱の禁止)/難易度:易しい
建設工事における安全確保に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:移動式クレーンの運転者は、短時間であれば荷を吊ったままで運転位置を離れてもよい。
イ:建設機械のエンジンのほとんどは、負荷に対する即応性が良好なディーゼルエンジンが使用されている。
ウ:マシンガイダンスは、TSやGNSSを用いて施工機械の操作をオペレータに案内する技術である。
エ:移動式クレーンでは、運転者や玉掛け作業者が常時定格荷重を知ることができるよう表示等を行う。
- 正解は?
-
【正解】ア
【解説】移動式クレーンの運転者は、荷を吊ったままで運転位置を離れてはなりません。短時間であっても離れることは禁止されています。
【ひっかけ】短時間であることを理由にして「荷を吊ったままで運転位置を離れてもよい」と例外を認める表現を用いて騙しています。
【根拠】R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題
問3(可搬式電動機械器具の漏電防止)/難易度:標準
建設工事における電気設備等の安全確保に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:水で濡れている場所で可搬式電動機械器具を使用する場合は、漏電による感電防止のため自動電撃防止装置を取り付ける。
イ:組合せ建設機械においては、従作業の施工能力を主作業と同等か幾分高めにする。
ウ:移動式クレーンの運転者は、いかなる場合でも荷を吊ったままで運転位置を離れてはならない。
エ:工事現場に設置する自家用変電設備は、電力損失を防ぐために負荷の中心に近い位置に選定する。
- 正解は?
-
【正解】ア
【解説】水で濡れている場所等で可搬式電動機械器具を使用する場合は、漏電遮断器を接続します。自動電撃防止装置はアーク溶接機に用いるものです。
【ひっかけ】アーク溶接機に用いる別の安全装置の名称とすり替え、「自動電撃防止装置を取り付ける」として騙しています。
【根拠】R3年、R6年に出題
問4(情報化施工(MCとMGの違い))/難易度:本試験レベル
建設工事における機械の活用に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:マシンガイダンスは、建機のブレード等を自動制御し、施工の効率化や精度の向上を図るシステムである。
イ:移動式クレーンには、運転者等が常時定格荷重を知ることができるよう、見やすい箇所に表示する等の措置を講じる。
ウ:建設機械のエンジンのほとんどは、負荷への即応性や燃費が良いディーゼルエンジンである。
エ:組合せ建設機械では、主作業の機械が最大限の能力を発揮できるよう、従作業の能力を幾分高めにする。
- 正解は?
-
【正解】ア
【解説】建機を 自動制御するのはマシンコントロールです。マシンガイダンスは、オペレータに 操作を案内するシステムです。
【ひっかけ】それぞれのシステムの特徴を意図的に入れ替え、マシンガイダンスを「自動制御するシステム」としてすり替えて騙しています。
【根拠】R2年、R7年に出題
問5(工事用変電設備の設置位置)/難易度:易しい
建設工事における電気設備や機械に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:移動式クレーンの運転者は、荷を吊ったままで運転位置を離れてはならない。
イ:工事現場に設置する自家用変電設備は、作業の安全性を考慮して、できるだけ負荷の中心から遠い位置を選定する。
ウ:水で濡れている場所等で可搬式電動機械器具を使用する場合は、漏電遮断器を接続する。
エ:建設機械のエンジンのほとんどは、負荷への即応性が良いディーゼルエンジンである。
- 正解は?
-
【正解】イ
【解説】工事現場に設置する自家用変電設備は、電力損失を防ぐため 負荷の中心に近い位置に選定します。
【ひっかけ】作業の邪魔にならない場所や安全性を理由にして、「負荷の中心から遠い位置を選定する」と配置を逆にして騙しています。
【根拠】R1年、R4年に出題
問6(組合せ建設機械の施工能力)/難易度:本試験レベル
建設機械の施工能力と選定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:移動式クレーンでは、運転者等が定格荷重を知ることができるよう表示等の措置を講じる。
イ:組合せ建設機械の選定においては、主作業の機械の能力を最大限に発揮させるため、例外なく従作業の施工能力を幾分低めにして全体を調整する。
ウ:水で濡れている場所で可搬式電動機械器具を使用する場合は、漏電遮断器を接続する。
エ:タンピングローラは突起による破砕・締固め効果があり、粘性土の薄層の転圧に適している。
- 正解は?
-
【正解】イ
【解説】組合せ建設機械では、従作業の機械の施工能力を主作業と同等か幾分高めにします。「低めにする」というのは誤りです。
【ひっかけ】主作業を最大限発揮させるというもっともらしい理由をつけた上で、「例外なく従作業の能力を幾分低めにする」と断定表現を用いて能力のバランスを逆転させて騙しています。
【根拠】R1年、R2年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題
問7(移動式クレーンの定格荷重の表示)/難易度:標準
建設機械や電気設備に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:工事現場に設置する自家用変電設備は、負荷の中心に近い位置に選定する。
イ:マシンガイダンス技術は、施工機械の位置情報等と三次元設計データとの差分をオペレータに提供する。
ウ:移動式クレーンの作業においては、運転者や玉掛け作業者が常時最大つり荷重を知ることができるよう、表示等の措置を講じる。
エ:組合せ建設機械では、従作業の機械の施工能力を主作業と同等か幾分高めにする。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】運転者や玉掛け作業者が常時知ることができるよう表示等の措置を講じるのは、定格荷重です。
【ひっかけ】クレーンの構造上の限界能力と混同させ、表示する数値を定格荷重ではなく「最大つり荷重」にすり替えて騙しています。
【根拠】R4年、R7年に出題
問8(建設機械用エンジンの特徴)/難易度:易しい
建設機械の性能と運用に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:建設機械のエンジンのほとんどは、負荷への即応性や燃費が良いガソリンエンジンが使用されている。
イ:移動式クレーンの運転者は、荷を吊ったままで運転位置を離れてはならない。
ウ:タンピングローラは突起による破砕・締固め効果があり、粘性土の薄層の転圧に適している。
エ:水で濡れている場所で可搬式電動機械器具を使用する場合は、漏電遮断器を接続する。
- 正解は?
-
【正解】ア
【解説】建設機械のエンジンのほとんどは、負荷への即応性や燃費が良いディーゼルエンジンです。ガソリンエンジンではありません。
【ひっかけ】一般的な乗用車のエンジンと混同させ、「ガソリンエンジンがほとんどの建設機械に使用されている」とすり替えて騙しています。
【根拠】R2年に出題
問9(移動式クレーンの運転位置離脱の禁止)/難易度:標準
建設工事における機械の安全な使用に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:マシンコントロール技術は、建機を自動制御して施工の効率化等を図るシステムである。
イ:移動式クレーンの運転者は、作業の効率化のため周囲の安全が確認できれば、荷を吊ったままで運転位置を離れてもよい。
ウ:工事現場に設置する自家用変電設備は、負荷の中心に近い位置に選定する。
エ:組合せ建設機械の選定では、従作業の施工能力を主作業の施工能力と同等か幾分高めにする。
- 正解は?
-
【正解】イ
【解説】移動式クレーンの運転者は、周囲の状況に関わらず、荷を吊ったままで運転位置を離れてはなりません。
【ひっかけ】作業の効率化や周囲の状況確認などを理由にして、「短時間ならOK」と例外を認める表現で騙しています。
【根拠】R3年、R4年、R5年、R6年、R7年に出題
問10(タンピングローラの特徴と適用)/難易度:標準
建設機械の運用と特徴に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ア:タンピングローラは、突起の先端に荷重を集中させることができ、厚層の土の転圧に適している。
イ:移動式クレーンでは、運転者等が定格荷重を常時知ることができるよう表示等の措置を講じる。
ウ:水で濡れている場所等で可搬式電動機械器具を使用する場合は、漏電遮断器を接続する。
エ:建設機械のエンジンのほとんどは、ディーゼルエンジンである。
- 正解は?
-
【正解】ア
【解説】タンピングローラは突起による破砕・締固め効果があり、粘性土の薄層の転圧に適しています。厚層ではありません。
【ひっかけ】突起により深部まで効くと誤認させ、「厚層の土の転圧に適している」と適用条件を逆にして騙しています。
【根拠】R5年に出題
手続・主体のすり替えが苦手なら法規も同じ型で伸びます。
✏️【法規】頻出テーマTOP8とオリジナル予想問題10問
まとめ
いかがだったでしょうか。
2周できましたか?
機械・電気は、苦手な人ほど伸びしろがデカいです。今日の10問を繰り返して、「何を入れ替えて騙してくるか」を先に見抜ける状態にしておきましょう。
今日が人生で1番若い日です。すんばらしい1日にしていきましょう。
ご安全に。
