1級土木施工管理技士 一次検定|【安全】頻出テーマとオリジナル予想問題10選
こんにちは、B監督です!
1級土木施工管理技士の一次検定において、「安全管理」は最大の得点源になりやすい分野です。施工技術みたいに広く浅く暗記するのと違って、法令で決まった「数値」「管理基準」が中心。対策した分だけ点に直結します。
現場経験が3年くらいあれば、朝礼やKYの光景を思い出すだけで解けそうに見える。でも、試験にはプロでも落ちる“罠”がある。
- 主語のすり替え(事業者なのか、元方なのか、主任者なのか)
- 微細な数値変更(85cm→75cm、震度4→3…)
- 断定と任意の混同(義務か、努力か)
ここを見抜ければ、安全は失点ゼロが狙えます。まずは過去問から厳選した「外せない8大テーマ」を押さえましょう。
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過去5年から抽出した「安全」頻出テーマTOP8(ここだけは落とすな)

1)安全衛生管理体制(選任基準)
結論:常時50人以上の現場は、選任系が頻出。
ひっかけ:選任期限・報告期限を盛る(「1ヶ月以内」など)。
2)足場の作業床(幅・手すり高さ)
結論:床幅40cm、手すり85cm、中桟35〜50cm、幅木10cm、隙間3cmはセットで来る。
ひっかけ:75cm、5cmなどの数値すり替え。
3)明かり掘削の点検(タイミング)
結論:作業開始前/大雨後/震度4(中震)以上の地震後。
ひっかけ:震度3に下げる、点検を作業後にする。
4)車両系建設機械の安全(離席時の措置)
結論:離席時は装置を下ろす+原動機停止+ブレーキ(基本動作)。
ひっかけ:「ブレーキだけでOK」「エンジンかけたままOK」。
5)移動式クレーンの安全(定格荷重・合図)
結論:定格荷重を常時把握+合図は指名者が統一。
ひっかけ:「最大つり荷重」表記へのすり替え、合図を運転者任せにする。
6)酸素欠乏症等の防止(測定・換気)
結論:測定は当日の作業開始「前(直前)」。換気が基本。
ひっかけ:測定を前日にする、換気の代わりに別物を出す。
7)墜落災害の防止(高さ基準)
結論:2m以上は本気の墜落対策ゾーン(防網+フルハーネス等)。
ひっかけ:1.5mと2mを混ぜてくる。
8)異常気象時の対応(中止・再開)
結論:危険が予想されるなら中止。再開前は点検。
ひっかけ:「点検なしで直ちに再開」みたいな省略。
安全が固まったら、次は「環境」で点を積み上げましょう
→ 1級土木施工管理技士 一次検定|【環境】頻出テーマとオリジナル予想問題10選
オリジナル予想問題10問

1)【管理体制】
労働安全衛生法令上、建設業の安全衛生管理体制に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.常時50人の労働者を使用する現場では、衛生管理者を選任しなければならない。
- イ.元方事業者は、関係請負人の労働者を含め常時50人以上の現場では、統括安全衛生責任者を選任する。
- ウ.常時50人以上の労働者を使用する事業場では、安全管理者を1ヶ月以内に選任すればよい。
- エ.特定元方事業者は、すべての関係請負人が参加する協議組織を設置・運営しなければならない。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】安全管理者は「1ヶ月以内」ではなく、14日以内の整理で選任が求められる。ア・イ・エは50人以上の現場に関する基本ルール。
【ひっかけポイント】選任期限の“もっともらしい盛り”。
【現場メモ】選任と届出はセット。期限は必ず数字で押さえる。
【関連過去問】R5 第一次検定 B-問8
2)【足場】
足場及び作業床の設置に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.高さ3m以上の足場の作業床の幅は、40cm以上としなければならない。
- イ.わく組足場を除く作業床で、墜落の危険がある箇所には高さ75cmの手すりを設けた。
- ウ.足場の作業床には、物体の落下防止のため高さ10cm以上の幅木を設けた。
- エ.作業床の床材間の隙間は、3cm以下としなければならない。
- 正解は?
-
【正解】イ
【解説】手すりは原則「85cm以上」。75cmは数値すり替えの定番。40cm、3cm、10cmはセットで正しい側。
【ひっかけポイント】85↔75の入れ替え。
【現場メモ】40・85・10は現場巡視でも“見る数字”。
【関連過去問】R5 第一次検定 B-問10
3)【掘削】
明かり掘削の点検に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.その日の作業を開始する前に、地山の浮石や亀裂の有無を点検させた。
- イ.大雨が降った後、地山の含水や湧水の状態を点検させた。
- ウ.震度3の地震が発生した後、速やかに地山の状態を点検させた。
- エ.点検の結果、危険のおそれがあるときは、直ちに土止め支保工の補強等を行った。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】地震後点検の基準は「震度4(中震)以上」の整理。震度3は“下げ”のひっかけ。
【ひっかけポイント】震度4↔3のすり替え。
【現場メモ】「中震=震度4」をセットで覚える。
【関連過去問】R5 第一次検定 B-問11
4)【墜落】
墜落災害の防止措置に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.高さ2mの作業箇所で、作業床が困難なため防網を張り、安全帯を使用させた。
- イ.高さ1.5mの作業床の端で、墜落の危険がある箇所に手すりや囲いを設けた。
- ウ.安全帯の取付設備等は、異常の有無を随時点検しなければならない。
- エ.高さ2m以上の箇所で作業を行う際は、必要な照度を保持しなければならない。
- 正解は?
-
【正解】イ
【解説】手すり等の義務ラインは原則「2m以上」。1.5mに落とすのは典型の境界すり替え。
【ひっかけポイント】2m(義務)と1.5m(任意)の混同。
【現場メモ】“高さ基準”は1.5と2を混ぜて殺しに来る。
【関連過去問】R5 第一次検定 B-問12
5)【異常気象】
異常気象時の対策に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.大雨で冠水の恐れがある仮設物は撤去または補強した。
- イ.強風でクレーン作業を休止する際、逸走防止措置を講じた。
- ウ.警報が解除されたので、点検を行わずに直ちにすべての作業を再開した。
- エ.複数の通信手段を確保した。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】解除=安全ではない。再開前の点検を飛ばすのは不適当。
【ひっかけポイント】「直ちに」「点検なし」など省略ワード。
【現場メモ】台風後の晴れが一番危ない。まず歩いて点検。
【関連過去問】R5 第一次検定 B-問9
6)【酸素欠乏】
酸素欠乏症等の防止に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.その日の測定を前日の夕方に行い記録した。
- イ.換気が不十分な場所では空気呼吸器等を備えた。
- ウ.必要な特別教育を行った。
- エ.測定結果を3年間保存した。
- 正解は?
-
【正解】ア
【解説】測定は「前日」ではなく作業直前が基本。夜間で濃度が変わるため。
【ひっかけポイント】測定タイミング(前日↔直前)。
【現場メモ】ガスは夜の間に溜まる。朝イチ測定。
【関連過去問】R5 第一次検定 B-問31
7)【車両系建設機械】
車両系建設機械の安全管理に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.離席時、エンジンをかけたまま駐車ブレーキをかけた。
- イ.転倒・転落の恐れがある場所に誘導者を配置した。
- ウ.作業計画を作成した。
- エ.作業範囲内への立入りを禁止した。
- 正解は?
-
正解は?
【正解】ア
【解説】離席時はブレーキだけでなく「原動機停止」が基本整理。
【ひっかけポイント】エンジン停止の省略。
【現場メモ】鍵挿したまま離席は現場だと即アウト案件。
【関連過去問】R5 第一次検定 B-問28
8)【クレーン】
移動式クレーン作業に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.定格荷重を運転者と玉掛け者が常時確認できるようにした。
- イ.合図者を指名して合図を行わせた。
- ウ.つり荷の下を作業員が通行することを許可した。
- エ.強風で危険が予想されるときは作業を中止した。
- 正解は?
-
【正解】ウ
【解説】つり荷の下は原則立入禁止。通行許可は不適当。
【ひっかけポイント】荷の下への立入り“許可”。
【現場メモ】「荷の下に入るな」は世界共通。
【関連過去問】R5 第一次検定 B-問29
9)【電気設備】
電気設備に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.水中ポンプに自動電撃防止装置を取り付けた。
- イ.仮設配線を車両で損傷しないよう保護した。
- ウ.溶接ホルダーは絶縁・耐熱性のあるものを使用した。
- エ.操作部分に必要な照度を保持した。
- 正解は?
-
【正解】ア
【解説】水中ポンプは漏電遮断器の整理。自動電撃防止装置は溶接機側。
【ひっかけポイント】装置名の用途混同。
【現場メモ】ポンプは漏電、溶接は電撃。逆にして出してくる。
【関連過去問】R3 第一次検定 B-問4
10)【元方事業者の措置】
特定元方事業者が講ずべき措置に関する記述のうち、不適当なものはどれか。
- ア.安全衛生教育に対して指導・援助を行う。
- イ.巡視を作業日の前日の夕方に1回実施することとした。
- ウ.工程・機械・設備の配置計画を作成する。
- エ.協議組織を設置し、会議を開催・運営する。
- 正解は?
-
【正解】イ
【解説】巡視は「毎作業日に少なくとも1回」が基本整理。前日で代用は不適当。
【ひっかけポイント】巡視のタイミング(前日↔当日)。
【現場メモ】元請の仕事は現場を歩くこと。毎日見る。
【関連過去問】R5 第一次検定 B-問7
まとめ:安全で失点しない“最短ルーティン”
最後に。安全分野は、気合いとか根性じゃなくて「型」で取れます。
忙しい現場の合間でも、ここだけ回せば点が積み上がる。
- 数字はセット暗記
足場なら「40・85・10」、掘削なら「震度4・大雨後」、高所は「2m」。
数字を単体で覚えると入れ替えでやられる。場面とセットで脳内再生。 - 省略ワードを疑う
「直ちに」「のみ」「点検せず」「任意」。これが出たら黄色信号。
安全の問題は「誰が・いつ・何をするか」が崩れた瞬間に不適当になる。 - 異常時は止める
中止・点検・再確認。これを否定する選択肢はだいたいアウト。
現場でも試験でも、“無理して続行”が一番高くつく。
安全は、暗記した分だけ点が伸びます。
そしてその暗記は、合格のためだけじゃなく、現場で自分と仲間を守る武器になる。
今日が人生で1番若い日です。すんばらしい1日にしましょう。
ご安全に。
同じノリで他分野も進めたい人は、次はこの記事からどうぞ。
→ 【過去問解説】1級土木施工管理技士(一次)|厳選3問
