KY活動のネタ切れを解消するツール「KYネタ帳」|現場監督が作った危険予知ネタ180件
「今日のKY、何書こう…」
朝礼前にKYシートを前にして、手が止まった経験はありませんか。毎日書いていると、どうしても同じ内容の繰り返しになる。「足元注意」「開口部注意」──もうそれ先週も書いたやつです。
この記事では、KY活動のネタ切れを解消するツール「KYネタ帳」を紹介します。180件以上のネタから、今日の条件に合ったKYネタを自動で提案してくれます。登録不要・データも外に出ません。
朝イチでアプリを開けば、今日のおすすめが3件出てくる。あとはそこから選ぶだけです。

KYネタ帳でできること
条件を選んで、今日使えるKYネタを探す。やることはこれだけです。
- 180件以上のKYネタを収録(墜落・転落、転倒、挟まれ、飛来・落下、感電、熱中症など13カテゴリ)
- 今日のおすすめを自動提案(季節・曜日に合ったネタを3件ピックアップ)
- 月曜は「休み明け注意」、金曜は「疲労蓄積注意」のワンポイントTIP付き
- 使用済みのネタを記録(同じネタの連続使用を防げる)
- データはスマホの中で完結(サーバーに送信されない)
全ネタに危険のポイント・対策・出典が書いてあるので、KYシートにそのまま転記できます。
なぜ作ったのか?
きっかけは「毎日同じKYしか書けない問題」です。
KY活動は安全のために大事だとわかっています。でも毎日やっていると、どうしてもネタが切れる。特に同じ工種が続く現場では、書く内容が3日でループします。
「足元注意」「開口部注意」「重機の接触注意」──もう3つしか出てこない…

Yahoo!知恵袋でも「KY活動のネタ切れで困っています」「毎日書く内容が同じことしか浮かびません」という質問がたくさん出てきます。みんな同じ悩みを抱えています。
だったら、条件を選ぶだけでネタが出てくるツールを作ればいい。そう思ったのがスタートでした。
ネタ切れが起きる本当の理由
KYのネタ切れは、サボっているから起きるのではありません。まじめにやっている人ほど起きます。
毎日ゼロからネタを考えるやり方では、どうしても自分の経験の範囲内でしか書けません。「墜落」「転倒」あたりはすぐ出てくるけれど、「酸欠」「感電」「有害ガス」まで毎日カバーするのは難しい。
同じ場所で同じ作業、同じ天候が続くと、本当に言うことが同じになってマンネリ化します。ネタ切れの本質は「引き出しの数」の問題。考え抜いて新しい視点を見つける力も大事ですが、AIの力を借りるのも一つの手段だと思っています。

このツールは、厚労省のガイドライン・安衛則・建災防の資料などをもとに180件以上のネタを収録しています。自分では思いつかなかった切り口が見つかるはずです。
使い方(2パターン)
パターン①:今日のおすすめから選ぶ(最速)
アプリを開くと、今日の季節・曜日に合ったおすすめネタが3件自動で表示されます。
月曜なら「休み明けの注意力低下」に関するネタ、夏なら「熱中症」関連が優先的に出てきます。気に入ったネタがあればそのままKYシートに転記するだけです。
別のネタが見たければ「別のおすすめを見る」ボタンを押すと、シャッフルされた3件が出てきます。
パターン②:条件を指定して探す
「今日は足場の作業だから墜落系がほしい」「雨だから転倒系を探したい」──そんな時は、フィルターを使って絞り込みます。
- 災害の型を選ぶ(墜落・転落、転倒、感電など13種類)
- 作業動作を選ぶ(歩く、持つ、吊る、掘るなど8種類)
- 天候・季節を選ぶ(任意)
- 「ネタを探す」ボタンを押す
条件に合ったネタが一覧で表示されます。使ったネタは「使用済み」にしておくと、次回から後ろに回されるので、同じネタの繰り返しを防げます。
よくある疑問
KY活動のネタはどこから探せばいい?
厚生労働省のガイドライン、安衛則、建災防の事故事例が王道です。ただし毎朝それらを読む時間はないのが現実。KYネタ帳は、これらの公的資料をもとにネタを整理してあるので、条件を選ぶだけで使えます。
KYネタ帳は本当に無料?
はい。登録も不要です。ブラウザで開くだけで使えます。データもサーバーに送信されないので、現場の情報漏洩リスクもありません。
スマホでも使える?
使えます。朝礼前にスマホでサッと開いて、今日のおすすめを確認する使い方を想定して作っています。ただし、複数条件で絞り込む場合はPC画面の方が見やすいです。
正直な限界
メリットだけ書いても信用されないので、正直に書きます。
現場固有のネタには対応していません。 「3階のあの梁のジョイント部分」のような、その現場だけの危険箇所は自分で考える必要があります。あくまで一般的なKYネタのデータベースです。
KYシートの自動作成機能はありません。 ネタを探すツールであり、4ラウンド法のシートを自動生成する機能はまだありません(今後の開発予定に入っています)。
ネタの追加・編集はできません。 収録ネタは固定です。「うちの現場で実際にあったヒヤリハット」を追加する機能は今後検討中です。
まとめ|KYのネタ切れは「仕組み」で解決できる
KY活動のネタ切れは、気合いで解決する問題ではありません。180件のネタから条件に合うものを引っ張ってくる──そういう仕組みがあれば、毎朝の「何書こう」がなくなります。
このツールは作ったばかりなので、使ってみた感想や「こんなネタも追加してほしい」というご意見をお待ちしています。お問い合わせフォームやX(@B_kantoku)のリプ・DMからお気軽にどうぞ。
まずは明日の朝礼前に、一度使ってみてください。
このツールを作ったAI「Claude Code」について詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

※ 本記事の情報は2026年3月時点のものです。ツールの機能は更新される場合があります。
