ゼネコン業界ってやばいの?!【現職者が解説!】
いろんな噂がある、ゼネコン業界ですが私が勤めてからの7年間の変化を含めた感想を述べていきます。
【結論】ヤバイ→ヤバくないに移行しつつある!!
え?そうなのって思われる方が多いかと思いますが、そのような流れになった理由を説明していきます。まず、大きな変化点として平成29年に国土交通省から「働き方改革実行計画」が出されたということ。この計画によって、ゼネコン各社は自社の働き方を強制的に見直し、改善して行かなければならなくなったのです。
私が勤めている会社も入社時と現在を比べると圧倒的に働く時間が減りました。「ワークライフバランスなんてゼネコンにはないぞ」と上司に言われていたのが懐かしいです。
【残業時間の減少】
1年目 (2017年) | 7年目 (2023年) | |
年間残業時間 | 1000 時間以上 | 650 時間以下 |
今回、残業時間の差を計算してみたらなんと350時間以上、1日8時間労働だとしても43日間、昔の方が働いていたことがわかります。ただ、残業時間は現場の工期、環境、働き手の人数によってかなり変動しますので、どこの会社、現場もこうか?と問われたら「はい」とは言えません。ですが、表のような状況が起きていることは、紛れも無い事実なのです。
【業務のデジタルフォーメーション(DX)化】
代表的なもので言えば、工事黒板があげられるでしょうか。私が1年目の時は、大きい黒板を持ち歩き、チョークで内容を記載し、黒板と工事の状況をセットでデジカメで撮影していました。
現在では、撮影はiPhoneで行い、iPhoneの中に黒板があるのです。チョークで手を汚す必要もなければ、黒板を移動する人もいらないんです。こうした業務改善など、現場監督の業務をもっとスマートにする動きも高まっているのです。
ボクが写ってる!真っ黒なのに表情もわかるね。
【3K(きつい・汚い・危険)職場とは異なる】
3Kではなく2K!私が7年間働いてきて感じたことは、汚くないぞ!っということです。確かに、大きな現場だと歩く量が多くなるのできつかったり、大きな重機が動き回っているところで現場監督をするといった危険は伴います。ですが、汚くないんです!私たち現場監督の協力会社の職人さんたちも綺麗好きな人が多いです。
以上、ゼネコン業界ってやばいの?!【現職者が解説!】、という話題でした。
働き方改革が起こり、働く時間は制約され、減っています。私たち若い世代が働き方改革がない時代を生き抜いてきた上司を追い抜くには、DXなどを駆使して業務を効率化し、大事な業務にだけ注力していく努力が必要なのかな。。