【ゼネコン】失敗を防ぐ:材料・重機のベストな手配方法と注意点
おーい。頼んだやつ、まだきてないけど。どうなってんだ?
この言葉を聞くとドキドキが止まらなくなります。笑
私たちの業務では、材料、仮設資材、重機、道具などの段取りと切っても切れない関係にあります。これらの物が、予定通りの日、時間にないと職人さんたちの作業がストップし、お金が無駄になり、最悪の場合工程までも遅延してしまいます。普段優しい職人さんたちからも厳しい言葉をかけられるなんてことも。。
そうならないために!注文時に注意したいポイントを紹介していきます!
注文時に伝えること
現場に資材を入れるときには、きちんとした情報を相手に伝える必要があります。
伝えること
- 商品名(品番があればなおヨシ!)
- 数量
- 日時
- 搬入場所
- 搬入経路
- (荷下ろし方法)
- 担当者の電話番号
確認すること
- 搬入車両の大きさ
- キャンセルする場合は何日前までか
基本的には、上記の内容を網羅すれば問題ないです。
ただ、搬入場所のヤードが狭かったり、行くまでの道が細い場合は搬入車両の指定をしてあげないと搬入当日わちゃわちゃしちゃうので、確認必須です。キャンセルもそれぞれの会社で異なると思うので、工程の都合上搬入ができなくなった場合は、早めに連絡しましょう。
電話注文でもいいが、確認のメールを送る
何度か注文のやり取りがあり、搬入場所、担当者が変わらないでいると電話で注文することが多くなります。そういうときに、想定とは違う商品が届いたり、注文数量とは違ったりといったことが発生するリスクが少なからず発生します。。
そのようなミスを防ぐ為に確認のメールを送りましょう。
- 商品名
- 数量
- 商品のカタログページor商品番号
- 日時
- 搬入場所
万が一、誤った商品が届いたとしても送ったメールが自分を守る証拠となるので、いざという時に心強いです。
施行をイメージする
あっ!あれがない!あれが足りない!
ってことを防ぐために、日々、施工をイメージするくせをつけましょう。
皆さんが行う工事には施行計画書があると思います。施行計画書をもとに、頭の中で工事を準備行から施行、施行完了まで思い描いてください。何の重機を使って作業するのか、重機はいつ搬入になっているか。この資材を使う予定だが、資材は注文されているか。この施行で使う、小物は1次協力会社が手配か、元請が手配か?
そのイメージの中で、思い出すことがあるんです。
私は、心配性なので、しょっちゅう考えます。特に足場の組み立てはいつでも不安です。笑
私が明細のメールを送っても、相手の方でミスしてしまうこともあるので、相手を配慮して丁寧なメールを送ることを心がけています。いまだに、足場材を早めに現場に搬入してしまい、リース代を増やしてしまうのが悩みです。ですが、そこをケチって、足場を組めなくなったらもともこもないと言って、割り切っています。
注文を忘れた時は、気づいた瞬間に誠心誠意謝る
上記のことを実践していても、人間ですから失敗はあります。そんな時は、注文忘れに気づいた段階ですぐに職人たちに謝りましょう。許してもらう、もらわないの問題ではなく、自分のミスを自覚し謝罪することが大切です。
そして、どうするかを考えましょう。落ち込む暇はありません。
- 業者に最短での納期確認
- 上司に報告
- 別作業に移れないか確認
あとは、繰り返さないこと。同じミスは繰り返さないようにしましょう。
ここで私の実体験をひとつ。
私は地方でボックスカルバートの構築を現場管理してました。
基本的に型枠を組む時って、材工(材料手配も施行業者さんが行う)が多いと思うんですが、その時は特殊なPコンを使っており、元請が手配する予定でした。
特殊なPコンということもあり、納期に3週間かかるんですよね。
あとは、お察しの通りです。。
なんだか暗くなってしまいましたが、材料注文は現場管理の基本中の基本だと思うので、皆さんも私みたくならないように確認徹底でお願いします!
以上、【ゼネコン】注文時に注意すべきことー4選ー、という話題でした。
ご安全に!!
今回触れませんでしたが、資材を注文するときには、見積もりを取る必要があります。最低でも2社で見積りをとって、安い方に注文しましょう。上司への確認も忘れずに。
使いそうな機械などは工事が始まる前に一斉に業者に見積もり依頼をして、安いとこを探しておくのもちょくちょく見積もりをとる手間が省けていいと思います!